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「海の見える家」リノベーション物語(その6)屋根・ルーフテラス工事

「海の見える家」リノベーション物語(その6)屋根・ルーフテラス工事

屋根工事に入りました。屋根は石屋根です。無添加住宅のクールーフ(粘板岩)を使用しています。

粘板岩とは数億年かけて泥質堆積岩が圧密されて地層の地下深くで、地盤変動で高温・高圧で作られてた岩石です。建築材料としては昔からヨーロッパで屋根材で使用されてきました。数百年もの雨風に耐えて、今でもヨーロッパの街並みの美しさに欠かすことのできない屋根材です。東京駅の屋根も粘板岩を使用しています。

クールーフのイメージ写真です。

クールーフの特徴ですが、屋根裏部屋が暑くないことです。これは私もびっくりしたのですが、夏の日は普通2階はもやっとして暑いですが、普通の家と比べるとかなり暑さを感じません。

理由は無添加住宅の独自の工法で屋根部の熱を自然の風力で自然換気することによって従来の屋根以上に涼しいからです。石だから重いように思えますが平瓦に比べて30%軽いので地震の揺れに対しても建物に負担がかかりません。

天然石ですので半永久的な素材です。引っ掛けて施工していますので再利用が簡単できることも良いところです。

鈴鹿山脈と伊勢湾の見えるルーフテラスの工事です。

完成写真

このテラスは防災用として使用することも可能です。テラスの排水に蓋をすれば、貯水としての利用も可能です。(飲料水には使用できませんが・・・)また小さいお子様がいる家庭でしたら小さなプールにもなります。(笑

日が長い時には時々鈴鹿山脈に沈む夕日を見ながらビールを飲んでくつろいでいます。

ではまた!