2020/04/19
一宮市で進んでいるリノベーション工事の現場です。
5月中旬の完成に向けてリフォームが急ピッチで進んでいます。
今日は天竜の天然乾燥月齢伐採材を使用したフローリングを大工さんが貼っています。
天然フローリングを貼る時に気をつけないといけないことは、一枚一枚の間にスペーサーというものを挟んで少し隙間を作ることです。
この現場では板金の端材をスペーサーがわりにしていました。私も初めて見たのですが、大工さんによって名刺を使ったり、プラスチックの板を使ったりと色々です。
何故スペーサーを使ってわざわざ隙間を開けるのか?
理由は天然のフローリングは湿気を吸ったり吐いたりするので、フローリング自体が伸び縮みするからです。
梅雨の時は湿気を吸って伸びて、空気が乾燥しているときには木の中の水分が蒸発するので縮みます。
よくある失敗は一般の複合フローリングしか貼ったことのない大工さんですと、天然のフローリングでも隙間なく貼ってしまいますので梅雨時などは板が反ってしまうことがあります。
無垢のフローリングは大工さんも一手間かかります。長所もあり短所もあります。
良いところは足ざわりや調湿性能がありますので、蒸し蒸し暑い夏などでも体感温度が下がります。
だから一般的な複合フローリングよりは室内が快適になります。
カビの発生も抑えられます。
長い間使うとアンティーク性のある味わい深い床となって行きます。
ではまた