今日は漆喰がウィルスを不活性化するお話です。
漆喰にはウィルスを不活性化させる効果があります。無添加住宅の漆喰をNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会にて実験でヒト・コロナウィルス(新型コロナウィルスと遺伝子情報が90%合致しているウィルス)に付着して確認したところ5分後で完全に死滅しました。
漆喰の主成分である消石灰は強アルカリ性の水酸化カルシウムです。この強アルカリ性はタンパク質を分解する性質があるためにウイルスの表面に付着してウィルスの周りを囲んでいる脂質層に含まれるタンパク質を破壊して、ウイルスを死滅させるという仕組みです。
また漆喰には吸着効果(漆喰に引き寄せる)もあるため浮遊してるウィルスを引き付けます。理由はアルカリ性であるために漆喰表面に負電荷が発生していますので、帯電しているウィルスを引き寄せるからです。このため漆喰を使用することで、部屋の空気中に浮遊するウイルスを不活性化することができます。ただし空気を浮遊している全てのウィルスを不活性化するわけではありません。
またウィルスを抑えるためには湿度がとても重要です。コロナウィルスの場合ですと一般的には40%~60%の範囲内で室内の湿度を調整することをお勧めします。低すぎても、高くすぎても感染力が増えると言うことです。
もしビニルクロスの部屋に住んでいる方でウィルスを気にされる方でしたら、除湿加湿器と湿度計は購入されるといいかもしれません。
その点漆喰は湿度調整もしてくれますのでお勧めです。
ではまた!