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常滑市リノベーションの現場です。外断熱材を貼っています。

2013-04-23

自邸兼モデルルームの外観です。外壁の濃茶の物は外断熱の炭化コルクというものです。この上から漆喰を塗って仕上げます。今まで羊毛断熱材を使用することが多かったのですが、もう一つお勧めの炭化コルクの断熱材です。
一般的な断熱材はロックウール、グラスウール、ウレタンフォームなどが一般的です。ロックウールとは石の綿、グラスウールはガラスの綿という意味でガラスや石材を高温で溶かし、細い針が集まっているようなものにして使われています。材料は天然のものですが、この細い針が飛散すると健康を害することもあります。ウレタンフォームは、燃えると有害物質を放出します。

この炭化コルクはポルトガルで生産されています。ワインのコルクを作成した残りを炭にしたものです。炭化する時に材木の樹液が出てきて大きな固まりとなり、それをスライスしたものが炭化コルクです。炭ですから、空気の浄化・調湿などの効果があります。壁の中の内部結露も抑えられますので建物の構造を腐らせることもなく安心です。