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「海の見える家」リノベーション物語(その7)漆喰塗工事

「海の見える家」リノベーション物語(その7)漆喰塗工事

いよいよ外壁の漆喰塗工事です。

漆喰は自然素材の中で一番お勧めです。漆喰の歴史は古く世界で使用されました。一番古いもので確認されているのは5千年前のピラミッドの内装に使われていたことがわかっています。古代ギリシャやローマ時代にも使用されていました。アジアでは万里の長城でも使用されています。長い年月を経てシルクロードを渡り日本に入りました。日本では戦国時代のお城とか蔵などに使用されました。漆喰の優れた耐火性、防火性があったからと言われています。江戸時代には裕福な商人屋敷の土蔵や神社仏閣に使われるようになりました。

漆喰の主成分は石灰岩です。石灰岩を窯で焼くと生石灰(炭酸カルシウム)となります。これに水を入れると消石灰(水酸化カルシウム)に変化します。この消石灰に割れを防止するためにぎんなん草などを加えたのが漆喰となります。漆喰に水を加えて壁に塗ると、二酸化炭素と反応して元の石灰岩と同じ成分に戻ります・つまり漆喰は石灰岩なのです。

漆喰の素晴らしい特性は色々あります。調湿性能、抗菌性能、耐火性能、吸着性能、省エネ性能、安全性能などです。

次回素晴らしい漆喰について詳しくお話したいと思います。

ではまた!