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冬暖かく夏涼しい漆喰の温度調整効果について

今日は漆喰の部屋が温度調整してくれるお話です。

先回ブログに書いた調湿効果との関係性もありますが、つまり室内の温度の高低差が少なくなります。

夏場は室内温度を下げ、冬は室内温度を上げる効果があります。なぜなら漆喰は空気中の湿度を調整し、適度な湿度を保つことができるからです。夏には、壁面に吸着した湿気が蒸発することで、涼しい空気を作り出します。冬には、壁面が蓄えた熱を室内に放出することで、温かい空気を作り出します。

ただしビニルクロスの仕上げと比較した場合ですので、家の断熱性能や窓の多さによって左右されますのでご了承ください。

冬の寒い時期に暖房を使って、寝る時に切ると思います。我が家でも就寝時には切りますが、朝起きた時に夜に暖房した暖かい空気が残っています。だから以前住んでいた家と比較してずいぶん朝に起きやすい環境になりました。

また漆喰は外壁に使用した場合に太陽光を反射します。理由は漆喰は微粒子が多く含まれていて、光が粒子に当たった際に反射率が高いからです。だから室内環境の温度変化の影響が少ないのです。

具体的な効果としては、太陽光を反射することで、建物内部の温度上昇を抑え、建物の冷却効果を高めることができます。これは、夏場には特に有効で、建物の外壁に太陽光を直接当てることで発生する熱を、漆喰が反射することで建物内部の温度上昇を緩和することができます。

右側の写真は夏場に撮影したもので外壁の表面温度を比較したものです。高い順に

金属サイディング 40.4度>レンガタイル30.1度>白いサイディング28.7度>樹脂系塗装25.7度>漆喰19.2度

となりました。

結果から漆喰の表面温度が一番小さいことがわかります。それだけ室内の温度が外部の温度に影響されづらいことがわかります。つまり室内が快適に過ごせることとなります。

ではまた!